忘れると大変!ハンドメイド作家の確定申告ルール

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
確定申告は重要

年度末が近づいてくると気になるのが「確定申告」です。

サラリーマンなど、給与所得をもらっている家庭は11月ごろから年末調整の書類を会社に提出したりと、税金について気になってくる時期です。

ハンドメイド作品を販売する時も税金についてしっかりと対策をしないと、追徴課税を納めなければならなくなるなど、大変なことになります。

そこで、ここではパターン別に確定申告が必要かどうかを解説します。あなたはどのパターンになるのかを見極めて、確定申告の有無をチェックしてみましょう。

ここで紹介する内容は私が調べた内容です。最終的な判断は各自の責任で行い、不安になったら税務署に行くことをお勧めします。

2016/11/23追記

このページで扱っている内容は所得税に関して確定申告が必要かどうかを記載しています。
住民税は収入がいくらであっても申告が必要です。確定申告をすると、その情報が自動的に自治体に通知され、その情報を元に住民税の計算がされますが、確定申告していない場合は自分で各自治体に申告する必要があります。したがって、収入がいくらであってもなんらかの申告が必要です。

<スポンサーサイト>

基準は「利益」の額

確定申告の有無の前に、どの金額を基準にすればよいかを確認しておきます。

確定申告をする場合に見ておくべき金額は「利益」です。
利益とは、売上から経費を引いたものです。売上はあなたの作品が売れた金額の合計なので、マーケットサイトなどで販売した場合に発生する手数料や販売依託料を引いた金額ではありません。

手数料は販売依託料は経費に含んで考えます。経費には手数料のほか、材料費や送料、梱包料などが含まれます。

経費は他にもいろんなものを含めることができます。
例えば、制作に必要な機材や道具も経費に含められますし、パソコンを使ってネット販売している場合はパソコン代やネット料金も含まれます。

ただし、私用でも使っている場合は、販売に使っている割合だけが経費です。経費にするには販売に使っている時間を計算し、妥当性を証明する必要があります。
他にも経費と認められるものは色々とあるので、あなたの作品作りに必要なものをすべて洗い出してみてください。その時にこちらのサイトは役に立つはずです。

話を利益に戻しましょう。

上記で計算して算出した売上の総額と経費の総額の差額が利益です。総額ですので、複数のマーケットサイトで販売している場合はその合計、フリマや委託販売した場合はその金額も全部を足した額です。
この1年間、いつ、どこでどれくらい販売してきたか、もれなくチェックしてください。

ここで出てきた金額を元に、あなたが確定申告が必要かどうか見ていきましょう。

給料収入がある方は20万以上の利益で申告が必要

あなた自身が給料をもらっていて、配偶者控除や扶養控除に入っていない自立した状態ならば、20万円以上の利益が出た段階で確定申告が必要です

この場合は雑所得として申告することになります。雑所得はハンドメイドの売り上げ以外にも、FX取引で得た利益や何か執筆して得た原稿料などが含まれるので、ハンドメイドで得た利益以外にも収入がある方は、それが雑所得になるか調べてください。
もし雑所得が他にあれば、この所得も含めて20万円を超えると確定申告が必要になるので注意してください。

<スポンサーサイト>

サラリーマンの配偶者で、専業主婦(夫)なら38万以上の利益で申告が必要

あなた自身は給与をもらっておらず、配偶者がサラリーマンなどの給与所得者である場合、利益が38万円以上になると申告しないといけません。この場合、配偶者控除を受けられなくなるので、配偶者の税金が上がります。

一方、あなた自身には基礎控除というものがあり、38万円までは非課税です。38万円を超えると、その分が課税対象になるので、あなた自身も税金を払うことになります。

したがって、38万円を超えると、配偶者の税金が上がり、あなた自身も課税対象になる、ということです。

ここでは、ハンドメイド以外の収入がない場合で考えています。もし他に何らかの収入(例えば株式の配当など)がある場合は、その種類によって様々なパターンがあるので、税務署等で確認することをお勧めします。

ここでちょっと豆知識。

配偶者控除と扶養控除という言葉がありますが、全く違います。前者は結婚している相手がいる場合の控除で、後者は16歳以上の子供など、親族を「扶養」する際の控除です。間違えないように注意してください。

サラリーマンの配偶者で、パートをしている場合は総額103万以上の利益で申告が必要

103万円という金額はよく聞くと思います。
この103万円というは「38万円+65万円」の2つに分けることができます。前者の38万円は、上で触れた基礎控除の額です。後者の65万円は、給与所得者が受けられる給与所得控除の額です。

つまり、あなた自身がパート等で月に数万円の給料をもらいつつ、ハンドメイド販売もやっている場合には、合計が103万円を超えた場合にこのルールが適用されます。

給与所得というところがミソで、自営業で得た所得では対象にはならず、38万円を超えた段階で課税対象になり、配偶者控除からも外れますのでご注意ください。

控除を追加すると、上限額をあげられる

ここまで紹介したものはどれも基本的な控除のみで、ほとんどの方が該当するもののみを紹介しました。

しかし、人によっては他の控除も受けられる可能性があります。例えば医療費控除や保険控除がその代表です。これらの控除を加えることで、ここまで説明した控除額を上げることができます。あなたももしかしたら控除の壁を突破できるかもしれないので、一度確かめてみてはいかがでしょうか。

103万円の壁を越える方法

 

いかがでしょうか。できる限りわかりやすく書いたつもりですが、ちょっとややこしいかもしません。誤解を招いているところがあれば、ぜひ教えてください。

シンプルにまとめると、チェックするべきは以下の3つのポイントです。

  1. 配偶者がいるかどうか。
  2. 配偶者が給与所得を得ているかどうか。
  3. あなたが給与所得を得ているかどうか。

この3点の状況によって確定申告をすべき利益の上限が異なります。
もし不安だなと思ったら税務署に行くことを強くお勧めます。税務署は無料で相談に乗ってくれますので、この3点がどうなっているか、それぞれの収支額がいくらか、給与以外の収入を漏れなく伝えれば、明確な回答をもらえますので、ぜひ行ってみてください。

2017年1月19日 追加情報!

せっかく確定申告するなら、控除を使って税金還付を受けてみませんか?
皆さんも知っているあの控除は、意外と条件に当てはまる人が多いんです。
そんな控除に関するページを公開しました!
確定申告するなら、絶対に使いたいお得情報を見る!

 

スポンサードリンク

コメントを残す