郵便料金変更で現れる「30mmの壁」と3つの対策方法

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郵便料金が値上がりします。

2017年6月1日から郵便料金が変わるという発表がありました。ハンドメイドでは送料はとても大きな問題で、特に数百円のお手頃なアイテムを販売している方にとっては、数十円の違いが価格に大きく影響します。

ここでは、今回の郵便料金の変更がどんなものかを解説する共に、どんな場合に影響するのかをわかりやすくまとめてみました。

特に今回の価格改定で郵便には「30mmの壁」が登場することになりました。

この壁はどんなものなのか理解し、あなたはどんな影響があってどんな対応が求められるかチェックしておきましょう。

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料金が上がるのは、ハガキと定形外の一部

まず、今回の料金体系の変更を見ておきましょう。

郵便の種類 2017年5月31日まで 2017年6月1日から
はがき 52 円 62 円(年賀はがきは除く)
定型郵便 82 円、92 円 82 円、92 円(変更なし)
定形外郵便 120 円〜1180 円 規格内は120 円〜560 円
規格外は200 円〜1330 円
ゆうメール  180 円〜610 円 規格内は180 円〜350 円
規格外は265 円〜710 円 

今回の変更では、定型郵便の料金の変更はなく、はがき、定形外郵便、ゆうメールの料金が変更になりました。
特に定形外郵便とゆうメールには、「規格」という新しい基準が設けられ、この規格内ならこれまでと同価格もしくは値下げですが、規格外は値上げになっています。

新しく登場した「規格」は以下の通りです。

・長辺 34cm 以内、短辺 25cm 以内、厚さ 3 cm以内及び重量 1kg 以内

定形外というのは、最も長い部分が60cm以下で、3辺の合計が90cm以下、4kg以下のものという決まりがありましたが、さらにこの中に細かい基準ができた、ということになります。

定形外郵便の詳しい値段

次に定形外の規格と規格外のそれぞれの値段を確認しておきます。

重さ 5月31日までの料金 規格内の料金 規格外の料金
50g まで
120 円
120 円
200 円
50g 超 100g まで
140 円
140 円
220 円
100g 超 150g まで
205 円
205 円
290 円
150g 超 250g まで
250 円
250 円
340 円
250g 超 500g まで
400 円
380 円
500 円
500g 超 1kg まで
600 円
570 円 700 円
1kg 超 2kg まで
870 円
取り扱いなし 1020 円
2kg 超 4kg まで
1,180 円 取り扱いなし 1330 円

規格内であれば、多くの場合は値段はそのまま、もしくは値下がりします。
しかし、規格外になると80円以上の値上がりになります。注目すべきは50gまでの料金。120円が200円に値上がりしますので、金額でいえば80円ですが、割合でいうとなんと166%の値上がりです。

これまでも様々な商品の値上げはありましたが、これだけの割合で値上がりするものは、私の記憶ではありません。
ここまで値上げしないといけないくらい郵便は厳しい経営状況だったということでしょう。

ゆうメールの詳しい値段

続いてゆうメールの規格と規格外のそれぞれの値段を確認してみます。

重さ 5月31日までの料金 規格内の料金 規格外の料金
150g まで
180 円
180 円
265 円
150g 超 250g まで
215 円
215 円
305 円
250g 超 500g まで
300 円
300 円
400 円
500g 超 1kg まで
350 円
350 円 450 円
1kg 超 2kg まで
460 円
取り扱いなし 560 円
2kg 超 4kg まで
610 円 取り扱いなし 710 円

ゆうメールも定形外郵便と同様、規格内ならば料金は据え置き、規格外は料金が上がることになります。また1kg以上のものは規格外になりますので一律値上がりということになります。

ゆうメールは主に冊子類を送るときに使われるものですので、ハンドメイドで使う方は少ないかもしれませんが、こちらも合わせてチェックしておきたいです。

ハンドメイド作家さんへの具体的な影響

これらの料金体系の変更で、ハンドメイド作家さんにはどんな影響があるのでしょうか。

定形外郵便は配達記録はないので、高価なものや貴重なものを送るのは不向きです。
数百円から千円程度のアクセサリーなどの発送には使われることが多く、価格も安いので手軽に利用できます。
この場合、一番気になるのは「高さ」です。タテヨコが規格を超えることは少ないのですが、高さはギリギリになることが多いので一番のポイントでしょう。

特に既成の箱を使う場合は、35mmのものもあり、これを使うと郵便料金が高くなってしまうので使いにくくなります。

こちらは高さが35mmなので規格外の箱になります。

30mmというと、ハンドメイド発送でよく使われるクリックポストも同じ高さ制限があり、レターパックライトも同じく30mmの高さ制限があります。
つまり、郵便で発送する場合は「30mm」の壁が登場することになります。

これまで30mm以上になると定形外郵便が圧倒的に安かったので利用者も多く、30mm以上の作品を作っている方には大きな影響があると言えます。

これからの対策

この料金改定によって、定形外を利用していた作家さんは発送ルールを見直す必要があります。まず、今発送しているものの高さを測定し、30mmを超えていないか確認してください。もし超えている場合は以下の見直しがあります。

  1. 郵便料金値上げに合わせて送料を変更する
  2. 料金値上げ分は自分で負担し、送料は据え置く
  3. 発送方法を変える

一般的には1の方法がよいでしょう。ただ、単価が安い商品を扱っている場合、送料の割合が多く、大きな値上がりに見えるので、100%値上げするのではなく、若干の値上げにするという方法もあります。

2の場合、自分の収入に直撃しますのであまりオススメしません。しかし、他の方が値上げする中、あなただけ値上げしていないと、あなたが選ばれる可能性が高くなり発注数が増えることもあるので、様子を見て検討するのもありです。

3の場合、発送する梱包方法を変えて、規格内に納めるようにすることが考えられます。
残念ながら定形外の他に、同じ大きさで安く送れる方法がないので、郵便を使わないという選択はしにくいです。

 

いかがでしょうか。送料は作家にってお大きな問題ですが、解決方法の2のように、ピンチをチャンスに変えて販売機会を増やすことも可能です。この機会をうまく活用することを考えてみてはいかがでしょうか。

 

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