
ハンドメイド作品を売る中で、「マーケティングの知識を駆使すると売れるようになります!」という記事やコメントを目にすることがあります。
マーケティングはビジネスシーンではよく使う言葉で、簡単に言うと「モノが売れるようになる仕組み」といったところでしょうか。
会社に勤めていたり、事業を起こそうとする場合は必須の知識ですが、果たしてハンドメイドにもマーケティングは必要なのでしょうか?
私がハンドメイドについて色々と勉強し、たどり着いた答えは「すべてを知る必要はないが、知っていると得することもある」ということでした。
ここではそのような結論に至った理由と、どんな時に役に立つかをお伝えしたいと思います。
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そもそもマーケティングとは?
私自身、マーケティングの専門家ではありませんが、先ほど書いたように「モノが売れるようになる仕組み」がマーケティングだと言えます。
「モノが売れる」ことはゴールで、そこに至るまでに起こることを分解し、それぞれのシーンにおいてゴールにつなげるための施策を実行し、最後にその成果を検証して次に繋げる。ここまでを仕組みにすることが、マーケティングの一連の流れになります。
シーンを1つずつ説明することは専門書にお任せするとして、ハンドメイドで例えれば、
- 作品作りの時にお客様をイメージすること
- 作品の写真をとってサイトにアップすること
- 作品の説明文を書くこと
- SNSで宣伝すること
- 作品に手紙を同梱すること
- ラッピングを丁寧にすること
これらすべてがマーケティングの1つの工程です。
作家がマーケティングを意識する場は限られている
あなたが、ハンドメイドで店を構え、その収入だけで生活することを目指すなら、マーケティングの専門書を読むべきです。
しかし多くの作家さんは、趣味だったり、お小遣い稼ぎ程度の収入を目指していると思いますので、マーケティングというスキルではなく、感覚やあなたの経験に基づいて考えていけば十分だと思います。
さらに、ミンネやメルカリのようなマーケットサイトを使う場合は、これらの会社が宣伝やブランディングといったマーケティングの一部をやってくれます。
したがって、わざわざ時間をかけてマーケティングを勉強するよりは、作品作りのスキルアップに時間を費やしたほうがよいと思います。
作家が意識すべきマーケティングのポイント
では、どんな時にマーケティングの知識を使えばよいのでしょうか。私は「売れない時」がマーケティングの出番だと思っています。
作品が売れない原因は人によって、時によっても様々です。それがわからないから「売れない」と悩むのではないでしょうか。
この原因を究明する時にマーケティングは非常に役立ちます。
フレームワークと言われる手法を使って、1つ1つ整理していくと、売れない原因が見えてきます。そして、その解決策も見えてきます。ここを改善すれば売れるようになるかもしれません。思うような効果がでなければ、検証してもう一度原因を探します。
これを繰り返すと、あなたなりの「売れる仕組み」ができてきて、「売れない」が「売れる」に変わってきます。
始めから「売れる」場合は、最初からマーケティングが成功している証拠ですから、あえて変える必要はありません。もし、どうして売れるのか知りたいと思ったら、マーケティングを活用して分析してみるとよいでしょう。
マーケティングは必要な時に必要なことだけで十分
以上のことから、私はハンドメイドにおけるマーケティングについて「すべてを知る必要はないが、知っていると得することもある」と考えています。必要なことだけを知るならば、ネットで検索して、覚えずとも真似してしまえば十分です。
このサイトでもハンドメイドに必要なマーケティングに絞って開設したいと思いますので、そちらも順次ご覧下さい。