
2月2日にヤフオクがフリマモードを正式導入し、さらに競争が激化したネットのフリマ業界。
2016年はフリルが楽天に買収されて驚きましたが、2017年もフリマ業界からは目が離せません。
ユーザーにとっては競争の中からさらによいサービスが生まれてくれることを願いたいところですが、今回のヤフオクのフリマモードは、メルカリ、ラクマ。フリルの3大フリマアプリとどんな違いがあるのでしょうか?
ここでは、そんな4つのサービスを徹底比較したいと思います。あなたにとってベストなものを選ぶために参考にしてください。
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サービス比較
まずは、項目ごとに4つのサービスの基本的なシステムを比較してみましょう。
サービス名 | メルカリ | ラクマ | Fril | ヤフオク |
利用者数(※) | 4000万DL | 400万DL | 600万DL | 1800万人 |
落札手数料 | 10% | 無料 | 無料 | 10%(プレミアム会員は8.64%) |
配送方法 | らくらくメルカリ便など | ラクマ定額パックなど | かんたんフリルパックなど | ヤフネコなど |
支払い方法 | クレジット、コンビニ、ケータイ払いなど | クレジット、コンビニ、楽天ポイントなど | クレジット、コンビニ、ケータイ、LINE Payなど | Yahoo!かんたん決済のみ |
※2017年2月時点で確認できた最新情報を元に作成。
比較して目立つのは、メルカリの利用者の圧倒的な多さですね。
国内だけで4000万ダウンロードということは、日本人のおよそ3人に1人がアプリをダウンロードしていることになります。スマホ所持者はおよそ6000万人ですから、スマホ所持者の3人に2人がダウンロードしたことになります。ものすごい普及率です。
一方、ラクマとフリルはともに楽天グループが提供するアプリですが、ともに手数料が0円なのが魅力です。10%の手数料がないのは大きいです。
また、ラクマは楽天ポイントを使うことができるので、いつも楽天市場を使う方にとってはポイントを有効利用できますね。
それに比べてヤフオクの強さは、ブランド力です。ある調査では、ヤフオクの認知度は96%にものぼります。1999年の登場以来20年近い歴史の賜物です。
さて、ここからは各サービスのメリットとデメリットを詳しく見ていくとともに、それぞれどんな使い方がいいのかチェックしていきましょう。
メルカリのメリット・デメリット
メルカリのメリットは何と言ってもそのユーザー数の多さです。
中古の買取サービスとは異なり、フリマは買う人がいて初めて取引が成立します。ユーザーが多いということは買い手も多いので、早ければ出品した瞬間に売れることもありますし、かなりの数が出品後24時間以内に取引されているようです。
一方、デメリットとしては手数料です。
ちょっと前までは10%の手数料は当たり前だったのですが、ラクマなどが無料のサービスを投入したことで、10%の手数料は高く感じてしまうようになりました。
値切りと送料負担が当たり前のフリマの中で10%の手数料は、大きいです。
手数料を払ってもいいからとにかく早く売りたいと思っている方にはメルカリが一番オススメです。
ラクマのメリット・デメリット
ラクマのメリットは、何と言っても手数料がタダなことです。一体どうやってラクマは儲けているのは不思議ですが、とにかく売上金がすべてゲットできるのは嬉しいですね。
もう1つのメリットは楽天ポイントが使えること。最近、さまざなお店で楽天ポイントが貯められるようになりました。ここで貯めたポイントを使えば、買い物もタダでできちゃうんです。楽天さん、なんて太っ腹なんでしょう。
いいことばかりのようなラクマですが、デメリットとしてはユーザー数が少ないことです。
出品しても人気商品じゃないとなかなか売れません。値段を下げても欲しいと思っている人がいなければそれも効果はありません。
自分の出品するものが売れそうな人気のあるものならラクマがオススメです。
フリルのメリット・デメリット
フリルのメリットはラクマと同じく手数料が無料なことです。また、フリルはもともと女性専用のサービスだったので、ユーザーは圧倒的に女性が多く、ファッション関係やアクセサリーなどがよく取引されています。
さらにフリルにはフリル安心保障というサービスがあり、配送トラブルがあった時にはフリルが状況確認し、補償してくれます。万が一の時もあなたが対応する手間が省けてとっても安心ですね。
一方、フリルのデメリットとしては、女性が多い分、男性ユーザーが少ないので、男性向きの商品は他に比べてあまり売れない傾向があります。
女性向けの商品を売りたいと思っている方はぜひフリルがオススメです。
ヤフオクのメリット・デメリット
新規参入のヤフオクですが、そのメリットはオークションとユーザーが同じということです。
もともとヤフオクにはとても多くのユーザーがいますから、そこからフリマ利用に流れてくる方もいらっしゃいます。また、ヤフオクでは非常に多くの商品が取引されていますから、多種多様な商品が売れます。
また、ほかの3つのアプリに比べて古くから使っている方が多いので、ユーザーの平均年齢も高めです。また、男性が多く、ユーザーが違うと売れ筋も変わってくるでしょうから、メルカリやラクマでは売れなくても、ヤフオクなら売れることがあるかもしれません。
デメリットは手数料が10%取られることと、支払い方法が選べないことです。
支払い方法は普段からヤフーを使っている方にはあまり気にならないかもしれませんが、初めて購入する方にとっては大きなハードルになってしまいます。
30代以上の男性向けの、ちょっと高級な商品を売りたい時にはヤフオクをお勧めします。
まとめ
メルカリ、ラクマ、フリル、ヤフオクのフリマモードの比較とそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみましたが、いかがでしょうか。
比べてみると、同じようなサービスでもそれぞれ得意・不得意があることがわかりますね。
それぞれの特徴をしっかり把握して、あなたの売りたい商品に合わせて賢く使い分けてくださいね。