知っておきたいハンドメイドの著作権の基礎

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著作権の基礎知識

ハンドメイドの世界で最も多いトラブルが「作品のパクリ問題」

今や日本だけでも数十万人の人が作品を作って世の中に販売していますから、どうしても似たような作品が出てきてしまいます。しかも、同じ素材を使っていればなおさら似てしまいます。

そもそもパクリとは一体どんな問題があって、どうすれはトラブルを回避できるのでしょうか。まずはそんなパクリ問題の元になる著作権について考えたいと思います。

テーマとして色々と触れないといけないので、まずは著作権の一般的な説明とネット上での具体的な事例から解説したいと思います。

ここで書く内容は私自身が作品を作り、販売する中で勉強したことを元にしつつ、実務として出版関係の仕事をしていた中で学んだ知識を書きたいと思います。

ただ、法律の専門家ではないので、ここに書いてあるからといって、大丈夫かどうかは保証できません。
法律は変わることもありますし、必ず自己責任で判断し、迷ったら専門家に相談することをお勧めします。

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著作権の基礎

著作権とは?

Wikipediaを引用すると「言語、音楽、絵画、建築、図形、映画、コンピュータプログラムなどの表現形式によって自らの思想・感情を創作的に表現した著作物を排他的に支配する、財産的な権利である。」と書かれています。
つまり、あなた自身が創作したものは、あなたのものであって、他の人のものでないあなたの財産ですよ、ということです。
この著作権を明示するものとしてコピーライトマークがあり、cマークと言ったりします。

色々な解釈がありますが、著作権は作った時点で発生する権利であって、何かに登録しないといけないものではない、というのが一般的な認識のようです。

商標権と著作権の違いは?

商標は、ロゴのような、企業イメージやブランドイメージを想起させるもので、著作権と違って商標登録して商標権としての効力を持ちます。登録にはお金もかかりますし、審査もあり、期限もあります。この点は著作権とは違うところです。

著作権でよく聞く音楽の事例

著作権でよく話題になるのが、音楽や絵画などの芸術系です。特に音楽に関して、最近はデジタル化されるようになり大きな話題になることがありますので、これを例に説明したいと思います。

話題になるのは2つの観点で、1つは勝手に音楽を配信すること、もう1つは似たような音楽を作って販売することです。

音楽の無断配信の例

1つ目の勝手に配信するというのは、ファイル共有ソフトなどを使ってネット上で不特定多数の人に配布するというのが有名でしょうか。
他にも自分のお店で勝手にCDを流す行為も問題になります。これらは、他人の音楽で、音楽を作った人以外の人が無断で利益を得ていることが問題なのです。
したがって、個人て楽しむ分には問題なく、家でいくら音楽をかけようが、あなたが持っている複数のデバイスに複数回録音しても、それは著作権を侵害している、ということにはなりません。

この問題を回避するには、著作権を持つ人、もしくは管理する団体に適正なお金を払えばよく、これを著作権処理する、と言ったりします。

音楽の転用の例

2つ目の、似たような作品を作って販売する、ということですが、これは作曲家や作詞家が気をつけないといけないことです。
この権利は故意でなくても著作権侵害になってしまいます。たとえ自分が想像したメロディ、歌詞であも、他に同じと見なされるものがどこかにあって、世の中に発表されていれば、権利侵害になる可能性があります。
そのため、音楽を作っている人は、自分が閃いたものでも、似たようなものがないかチェックして、万全を期するように対応しています。

 

ここに書いた2つの事例は一部で、他にも様々な著作権に関するトラブルが存在します。しかしすべてが杓子定規になっているわけではありません。
例えば、路上ライブで有名歌手の歌を歌って投げ銭を得ることはどうなのか、とか日常には色々と気になることはあり、悪意を持って、著作権者の権利を侵害するようなことをすれば、それは違反になると考えるべきです。

インターネット上でよくある著作権問題

他人のURLを勝手にリンクするのはいいの?

結論から言えば「勝手にリンクをしてOK」です。個人でサイトを作っている方で「当サイトはリンクフリーです」と書いている方がいますが、そもそもリンクには許可は必要ないというのが、一般的な考え方です。
したがって、あなたがこのサイトを勝手にリンクしても、私は何も言えない、ということになっています。

様々なまとめサイトであなたが勝手にネット上のURLをリンクしても問題にはならないのは、この解釈があるからです。

ただし、あなたがリンクして欲しくないこともあるでしょう。
あなたのサイトの意図とは大きく異なる趣旨でのリンクや、有害サイトへの掲載、誹謗中傷の元、などでしょうか。これを防ぐのは難しいですが、「○○等の趣旨でリンクをすることはご遠慮ください」などの意思表示をしておくことで防御できることもあると思います。

他人のサイトの画像は勝手にコピペしていいの?

他人のサイトの画像のコピペはその程度によって異なります。
例えば、あなたがミンネの登録方法を説明するサイトを作るとしましょう。このとき、登録に必要な操作を説明するのに、ミンネのサイトをキャプチャして使いたいですよね。
このように、あなたが必要なところだけを、必要最低限の量で引用することは問題ないです。ただし、引用するときは必ず引用していることがわかるようにする必要があり、出典を画像の近くに書くなどが必要です。
また、必要最低限に限りますので、極端な話として、ミンネとまったく同じ登録サイトを作って「これは練習用サイトです」として提供することは、必要量を超えていると判断される可能性があります。

他人のサイトの文章を勝手に使ってもいいの?

文章の引用も画像と同じで、その引用がないとあなたのやりたいことが達成できず、達成のための必要最低限の量を、引用していることを明記した上であれば、OKと判断できます。

この必要最低限の量というのは、明確な規定がなく、1文やひとつながりの文章程度が目安と考えられ、サイト丸ごとはさすがにやりすぎです。
このサイトだと、すべてコピペしたら私はあなたを訴えても勝てますが、1つのテーマ分くらいなら引用の範囲内、と捉えられます。

 

いかがでしょうか。著作権という権利は、人が創作活動をする中では必ず発生します。したがって世界中でこの瞬間にも膨大な権利が発生していて、誰がすべてをチェックすることは不可能です。
したがって自分の著作権は自分で守らないと誰も守ってくれません。また、知らないうちに他人の権利を侵害してしまうことも多々あり、2つの意味で自分を守るためにも著作権のきちんとした知識を身につけておくことは重要です。

次回はハンドメイド活動に絞って、注意すべきポイントを具体的に見ていきたいと思います。

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