
ハンドメイド作品を販売できるマーケットはここ数年で一気に増えました。大きなホールで年に1回行われるものから、毎月、毎週行われているような小規模なものまで様々なマーケットが日本全国で行われています。
作家にとってはチャンスが増えるのですが、ライバルも多くなり、その中で切磋琢磨する中で今や個人とは思えないほどのクオリティで出店している方もいらっしゃいます。
そのようなマーケット出品者は作品だけでなく、その陳列、ディスプレイ方法もとても凝っていて、思わず目を引く方も多いです。
商品陳列には大きく分けて基本と応用があります。基本は商品をお店で販売するならだれもが押さえるべきポイントであり、これをきちんと理解していないで応用はできません。
そこでここでは、商品陳列の方法の基本をフリーマーケットのブース作りの3つのコツとして説明していきます。
一般的な商品陳列はお店全体で語られることが多いのですが、ここでは1つのブースの中でのディスプレイに焦点を絞ってみていこうともいます。
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1.コンセプトを決める
フリーマーケットの商品陳列でもっとも大切なのはコンセプトを設定することです。お客様に数あるブースの中で目を止めてもらうためには、パッとみて「あ、このお店は自分の趣味に合っているな」と思ってもらう必要があります。近くにきて説明をしないとわからないような店構えでは、お客様はきてくれません。
遠目からもわかってもらうためには、その店のコンセプトがはっきりしていることが重要です。そのコンセプトは細かければ細かいほどよいです。「ナチュラルなコンセプト」だけでは意味がありません。どのようなナチュラルさなのか、より詳しく絞っていくことが重要です。
絞りすぎると、マッチするお客様が少なくなると思うかもしれませんが、もともと全員を狙う必要はなく、マッチする人に確実に見つけてもらって、気に入ってもらうことが重要です。
そのためにもコンセプト決めは、出店を決めたら最初にやってほしいことです。
2.カラーを決める
次に重要なのかカラー、つまり「色」です。
色にはそれぞれ意味があります。「白」なら「純粋、ピュアな」という意味がありますし「赤」なら「危険」といった意味もあります。これは1つではありませんし、組み合わせによっても変わってきます。あなたのコンセプトにもっともあう色とその組み合わせを決めましょう。
色のイメージは世の中で決められたものがありますから、「色 イメージ」といったキーワードで検索してみるといいでしょう。「色カラー」というサイトは参考になると思います。
そして、メインとなる色を4色程度決めましょう。
3.ディスプレイ用の小物を揃える
コンセプトとカラーが決まれば、次に行うことは小物を揃えることです。机と作品だけではどんなに頑張ってもよい商品陳列はできません。自分の決めたコンセプトに合った小物を選びましょう。ナチュラル系のコンセプトを選んだ方は、木目のものや造花などでしょう。布なども様々な柄があるので、コンセプト、色に合わせて選んでください。
小物を揃えるときは、作品との相性を考えておくことが重要です。シンプルな作品が多い場合、あまりに派手な小物を用意すると、作品が埋もれてしまいます。といってシンプルにしすぎると、全体が薄い印象になってしまいます。どのくらいが一番よいかは実際に出店してみないとわからないこともありますので、最初に揃え過ぎず、少しずつ小物を増やしていくほうがよいでしょう。
まとめ
ここで紹介したのは商品陳列、ディスプレイの中でも基本中の基本に絞って3つ紹介しましたが、いかがでしょうか。この3つをきちんと実施しないと何から手をつけていいか分からなくなりますし、後で分かりにくい陳列になってしまいます。
コンセプトとカラーをしっかり決めて、それに合った小物を用意する。この3つに絞って準備を進めていってください。
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