ハンドメイド作品価格の決め方の全15のルール【保存版】

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価格は15のルールで決まる

このサイトでも度々話題にしている作品の値段ですが、作家さんが値付けに困る理由は、値段はいろんなことが関係していて、何か1つを基準に決めることができないからです。

素材の費用で考えればいいのか、同じようなジャンルの作家さんの値段を参考にすればいいのか、作るのにかかった時間を考えればいいのか・・・
考え出すときりがなくて、結局決められず、挙げ句の果てに格安の値段をつけてしまい、後で値上げもできず、苦しんでしまう、なんてことになってませんか?

私は、安易な値下げで作家さんが困ってしまうのをなんとかしたいと思って、値下げ反対の記事も書いていますが、それくらい値段は慎重に決めてほしいと思っています。

あなたが納得して値段がつけられるようになるためには、世の中の値段がどうやって決まっているのかを知っておくことが一番の近道です。

そこで、世の中のものの値段の決まり方のすべてをご紹介したいと思います。多いように思いますが、値段の決まり方はこれで全部だと思えば、意外と少ないものです。
まずはこれらを理解することから始めて、自分なりの決め方を探してみてください。

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コストで決める

この方法は単価計算方法で取り上げている方法です。
数ある価格決定方法の中で、もっとも作家の都合で決められる方法です。あなたがその作品を作るために使った材料費を元に、いくらの利益を見込むかを決めるだけで、値段が決まります。

この方法のメリットは、作家の求める利益を自由に価格に反映できるので、損しにくいところです。しかし、お客さんのほしいと思う値段かどうかは無視しているので、この値段で売れるかどうかはわかりません。もしかしたら全く売れないかもしれません。

お客さんが買っている値段で決める

これはコストで決める方法とは全く逆で、実際にお客さんが買ってくれる値段をつける方法です。
自分と同じジャンルの作品や似たような作品で売れている価格に合わせて値段をつける方法です。

この方法で値付けをすれば、ほぼ確実に売れるでしょう。
しかし、コストや労力を無視しているので、利益がどのくらい出るかは作品次第です。もしかしたら売れれば売れるほど損をするかもしれないので、その値段に合わせて素材を安く仕入れたり、梱包を簡素化するなど、コストダウンをする必要があります。

ライバルの値段で決める

あなたの作品が相当独自性がない限り、何かしら似たような商品があると思います。その値段を元にして値付けをする方法があります。

この方法なら、他の人がつけているのである程度売れる可能性もありますし、コストも回収できる価格と予想されるので安心できます
しかし、他のものと横並びなので、お客さんに選んでもらうには、ライバルより作品であることをアピールする必要があります。
写真にこだわったり、紹介文に工夫をするなど、スキルを磨く必要があるので初めのうちは難易度の高い値付け方法と言えます。

極端に高い値段をつける

他の作品よりちょっと高いだけでは、価格の勝負に負けてしまいます。しかし、これが想像を超えるほどの値段だったらどうでしょうか。ひょっとしたら他の作品とはまったく違う新しい価値があるかもしれないと思ってもらえます。

新しい作品を作って、他と比較されない独自の価値を知ってほしいと思った時には、あえて意外なほど高い値段をつけて目を引きつけることができます。

この方法では、ライバルがすぐに真似してくる可能性があり、そうなると競争の中で値段は下がっていくことが予想されるので、できるだけ早い段階に、たくさん売る必要があります。

極端に安い値段をつける

これは上の方法とはまったく逆の方法です。
他の人より極端に安い価格をつけると、それまでその商品に興味を持っていなかった人も「この値段なら試してみようかな」と思って買ってくれる可能性があり、その結果新しいお客様を獲得することができ、たくさん売れる可能性が広がります。

しかしこの方法をいつまでも続けてしまうと、お客様はその値段に慣れてしまいます。するとあなた以外の人も値段を下げないと売れなくなってしまい、作家さんを苦しめる結果になります。したがって、この方法はあまり頻繁に使うことはお勧めできません。

複数の価格帯を用意する

例えば、あなたが神社でお祓いをしてもらう時、数パターンの価格帯が用意されていたという経験をしたことはありませんか。
そして、こんなときは真ん中、もしくは真ん中より少し上の値段を選んだのではないでしょうか。これは多くの人が取ってしまう行動です。

これと同じ心理を利用して、あなたがもっとも買ってほしいものが真ん中にくるように、あえてそれよりランクの高いものと、ランクの低いものを用意して値段をつける方法があります。

例えば、高いものは高級な素材を使ったり、量を増やしたりする一方、安いものは少し質を落としたり、シンプルなものにしたりします。そうすることで、あなたが売りたい本命の作品が選ばれやすくなるのです。

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セットにして安く販売する

パソコンの中にワープロソフトが初めから入っている場合、パソコンとソフトを別々に買うより安くなっていることが多くあります。このように、セットで販売して単品で買うより安い値段を設定する方法があります。

ピアスとネックレスをセットにしたり、カラーバリエーションを複数組み合わせたりするなど、複数あることでより魅力的に見える商品を組み合わせてあげると、お客様にとっても魅力に見えます。
作家にとっても配送の手間や送料が2つバラバラに売るより1セットにした方が安く済むので、値下げも可能になります。

交換部品や消耗品で利益を出す

パソコンのプリンターの中には、目を疑うような安さで販売していることがあります。これらは本体価格で利益が出ていなくても、それを使うために必要なインクを購入してもらうことで利益を出すことができます。

このように、使っていくことで減ってしまうものを、継続して買ってもらうことで利益が出るような価格を設定する方法があります。

シリーズものなども、最初の1つを買ってしまうと次が欲しくなってしまうので、ちょっと高くても買ってもらえる確率が上がり、全体が売れた時を見込んで値段を決められます

価格に「9」や「8」を入れる

スーパーや家電量販店では「980円」や「39800円」といった値段の商品をよく見かけます。これは人の心理をついた値付けです。
1000円と980円は20円しか違いません。しかし1000円台と900円台では印象がまったく違い、980円のほうがより多く売れることが期待でき、20円分以上の利益をもたらしてくれるでしょう。

また、9や8という数字には値下げの努力が見て取れます。そのためこれ以上の値下げを期待しにくくなるようです。

高級感のある価格をつける

ブランド品は高品質であることを示すため、あえて高い値段を設定します。宝石などは安いと品質を疑われてしまうので高価格を維持していきます。

ハンドメイドで高品質のものを作るのはかなりハードルは高いですが、もしこのレベルの作品を作ることができれば、利益率はよく、数を売らなくてもよいので安定した活動が続けられるでしょう。

世の中のルールに沿った価格にする

一定の規格の中で多様な商品が展開される場合、その中身に関係なく値段が決まってしまうことがあります。
例えば自動販売機で売られているペットボトルは、例外はありますが、160円で揃っていることが多く、缶ジュースも現在は120円がほとんどです。この中で違う値段をつけるには、よほどの違いを提示する必要があります。

もし、あなたの作品がある一定の規格の中のパターンに収まるようなら、その価格に従うことで、価格での競争を回避でき、品質やデザインのみで比較してもらうことができます。

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まとめて販売して割り引く

1つでは1000円の商品を、2個の場合は1900円にするなど、セットで購入する場合に割引価格を設定する方法です。
上で紹介したセット販売と違うところは同じものを大量に購入するパターンであることです。同じ人が同じものを必要とするのは、消耗品が多いので、作家さんにはあまり向かないかもしれません。
しかし、友人と一緒に買ってもらう、恋人同士でお揃いにするなど、提案を合わせることで有効な方法です。

販売手数料によって値段を変える

同じものなのに、A店とB店で価格が違うことがあります。これは販売店の努力もありますが、お店への卸値が違うことがあります。

ハンドメイドでは、お店によって手数料が異なり、同じ値段で販売した場合は手数料分の収入に違いが出ることになり、それが卸値の違いと言えるでしょう。

これを作家さんが我慢するかどうかはあなた次第です。私は手数料が違うなら、それに合わせて値段を変えてもいいと思います。手数料が高いところは、それだけ価値があるので、多少値段が上がっても売れると思います。

ある特定の商品だけ値下げする

スーパーなどは「今日の特売品」を用意して集客に利用し、ついで買いで利益を出そうとすることがあります。
ハンドメイドでもすべてを安くするのではなく、客寄せのためにある商品だけ安くして、合わせて他のものを購入してもらうことを狙うことができます
この時、安くするべきは必需品や一般的な作品です。特異な商品を安くしても、そもそも欲しい人が少ない可能性があり、値下げをしても人を集めることができません。

季節によって値段を変える

需要が高まる時は値段を高くし、停滞するときには安くする方法です。旅行業界の宿泊費などによく採用されている方法です。

ハンドメイドでも需要が高まるときには少し値段を上げても売れる可能性があるので、利益を大きくすることができます。一方、季節外れの時は、価格を安くすることで販売の機会を増やすことを目指します。

 

以上が、世の中の価格が決まるルールのすべてです。

ここで紹介するものはどれも「あ、それ知ってる」というものばかりだと思います。しかし、いざ実践しようとすると、最初はどれがいいか迷ってしまうと思います。
そんな時は、どれでもいいので2つ選んで、両方やってみて、しっくりする方法を試してもいいかもしれません。

また、色々なパターンを組み合わせてうまく利用することで、利益を最大化することができます。どの組み合わせをどのくらいの頻度、割合で選べば良いかは人それぞれです。自分にはぴったりの方法はどれなのかを研究をしていくことが、値付けでライバルに差をつけるためには必要です。

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